« 祖国とは国語 | トップページ | 日本人としてこれだけは知っておきたいこと »

この国のけじめ

藤原正彦氏の著書。この国のけじめとは。

この国は先の大戦に負け、二度とアメリカに逆らわないような憲法と国づくりをされてきた。その結果、アメリカの言う事は何でもありがたがり富と引き換えに日本人らしさを失った。いつから貧しいことは恥ずかしいこととなったのか。

江戸時代の武士は町人よりも貧しい生活をしていたが尊敬されていた。これは刀を持っているからではなく、お国のため(当時は藩だが)に働いているという公共心や己を辱められれば切腹する潔さからきていたのではないか。

それが戦後、自由と民主主義、拝金主義などが瞬く間に日本人の脳を麻痺させすっかりアメリカ式の日本人が出来てしまった。

1600年ぐらい続いてきたわが国の歴史はたった1度の敗戦でこうも無残に砕け散るものなのか。「自分らしさ」みたいなことは誰でも主張するようになったが、「日本らしさ」については多くの人が考えていない。

小学校の初等教育から話し合いや考えさせる授業をするなどしているが、初めて物事をする人には形を教えないといけない。どんなスポーツや武道でもそうだが形や基本ができていなければ上達しない。最初から自己流ではだめだ。

武道には「守」「破」「離」と三段階あり「守」は教えてもらった型どおりしてみる。「破」は少しだけ自分なりの工夫を入れてみる。「離」は自分なりの学んできた考え方を発展させてるとある。

まだ何も知らない小学生には考えさせることよりも詰め込みが必要ではないか。基本がないと応用は利かない。この国の頭のいい人たちはそのことに気づいていないのか、ミスリードしているのかどちらだろう。

おすすめ度:★★★★   (最高は★5つ)

この国のけじめ

にほんブログ村 歴史ブログ 近代・現代史(日本史)へ
にほんブログ村  人気ブログランキングへ  BS blog Ranking

レビュープラスはブロガーと企業とを結びつけるレビュー専門ブログネットワークです

|

« 祖国とは国語 | トップページ | 日本人としてこれだけは知っておきたいこと »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: この国のけじめ:

« 祖国とは国語 | トップページ | 日本人としてこれだけは知っておきたいこと »