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祖国とは国語

藤原正彦氏の著書。数学者が語る国語とは。

日本語でものを考える。普段私達は意識していないがそうしていると思う。じゃあアメリカ人はと言われれば当然英語でものを考える。

日本人らしい考え方、ものの見方というのはやはり日本語教育からだと著者は言う。その民族が使う言語はその民族らしさが大変よく出でいると言っていいだろう。

「言語が思考を作る」と言った脳科学の研究もされているそうで、日本語で思考するときと英語で思考するときは脳の働く部位が違うそうだ。ある民族では簡単に思い浮かぶことがある民族ではまったく浮かばないなど数々の例があるそうだ。

かつての日本人はひかえめで行儀がよく、勤勉で贅沢を好まないなど。昔の日本人にあてはまる言葉には素晴らしいのもが多かったが、現在の日本人に当てはまる言葉とはいったいどういうものだろう。

自信がなく他人の意見に左右されやすく、やたらと自由を振りかざすが無責任。先祖を大切にせず自国の歴史も知らない。こんな感じだろうか。

日本は戦後、経済のみの高度成長を果たし世界第2位の経済大国になった。その代わりに伝統や文化この国らしさを失ってしまった。

現在教育現場では英語教育を小学生から習わせるという冗談みたいなことがまことしやかに叫ばれている。英語を学ぶ前にもっと大切なことはたくさんあるのではないか。

おすすめ度:★★★★   (最高は★5つ)

祖国とは国語

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