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新ゴーマニズム宣言SPECIAL戦争論 (2)

小林よしのり氏の著書。戦争は絶対に悪なのか検証する。
ものすごい賞賛と非難の嵐だった前作「戦争論」
に続く第2弾。今回は前作を凌ぐボリューム。
戦前の日本は本当に悪の国家だったのか? アルカイダのテロリストがハイジャックした飛行機がワールドトレーディングセンターに突っ込みたくさんの人が亡くなった。あの惨劇をアメリカ人はもう一度「カミカゼアタック」がきたと言った。
日本人の神風特別攻撃隊は十死零生の外道作戦と呼ばれ「クレイジー」だとアメリカ人を震え上がらせた。そしてその原因は天皇陛下にあるとした。
しかし多くの特攻で亡くなった人々は国家や郷土、そしてそこに暮らす人々のために命を投げ出し一歩でも有利に講和条約を結ぶために人柱となって死んでいった。当然みんながみんなそう思って死んでいったわけではないが、少なくともイスラム原理主義者の人々のように殉教者となり天国へ行って官能の世界が約束されているなどとい
う思いで死んでいったのではない。
アメリカ人はなぜ一民族をここまで追い込んだかを考えないのか? 自分たちがとった政策によりこの民族をここまで苦しめているとは思わないのか?
イラクのフセインは「悪の枢軸」と呼ばれ拘束されアメリカの監獄で暮らす様子を世界にテレビ中継された。
日本も大東亜戦争当時はアメリカにあのように呼ばれ世界中の国々にそのような印象を与えていたかと思うと恐ろしい。もし天皇陛下の獄中生活が世界中にテレビ中継されていたら当時の日本人としたらとても耐えられなかっただろう。
悪の枢軸は本当にイラクやテロリストたちだろうか? 世界で一番の軍事力を持ち自分たちの価値観に合わない人たちの意見を聞かずにその民族を滅ぼそうとする。軍事力で圧倒的に劣る人たちにテロ以外の手段があるのだろうか。本当の悪の枢軸はアメリカのほうではないか。

おすすめ度:★★★★★  (最高は★5つ)

新ゴーマニズム宣言SPECIAL戦争論 (2)

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