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サルでもわかる 日本核武装論

田母神俊雄元航空幕僚長の著書。日本の核武装について語る。

核武装の話しをすると必ずこういう反論が来る。「核武装なんかして戦争がしたいのか?」と。これだけはわかってほしいのだが、核武装は戦争を回避するためにするものである。
インドとパキスタンは30年くらい戦争をしていたが核兵器を保有してからは戦争をしていない。残念ながら人類はまだお互いの約束において戦争をやめようというレベルには達していないようだ。お互いに耐えられないぐらいの痛みという暴力装置によってしか戦争を回避できないというのが現実ではないだろうか。
核武装の必要性はもうひとつある。それは国際社会においての発言力に雲泥の差があるという現実だ。軍事と外交は国家の両輪である。軍事なき外交は発言力がなきに等しい。軍事なき国家は他国の言いなりになるしかない。
人と人との関係に例えると分かりやすいが、明らかに自分より弱そうなヒョロヒョロな奴より格闘家やヤクザみたいな奴のほうが明らかに圧力を感じる。人間は本能的に暴力による恐怖を感じるものだ。
しかし日本の核武装への道のりは遠い。国内外に問題が山積みだ。まずはアメリカや中国などの核保有国が黙っていない。国際社会のパワーバランスが崩れることを恐れている。NPT(核拡散防止条約)は平和を目指す核軍縮が目的ではなく、核保有国が持ってない国に「俺たちはもっていいがお前たちはだめだ」と言っているだけだ。これは保有国が国益を確保するための行動だ。
そしてこっちのほうがより問題だと思うが日本人の異常な核アレルギーだ。世界で唯一の戦争での核被爆国だ。しかしなぜアメリカは日本に原子爆弾を落としたかと言うと日本が原子爆弾を持っていなかったからだ。戦争を終わらせる為だけなら毒ガスでもよかったはずだ。日本に3発目の原爆を落とさせないためにも核武装をすべきではないか?
核兵器は持ってしまえば軍事バランスが1対10でも抑止力がある。北朝鮮が国際社会の反発を受けても、国民が餓死してでも持ちたい理由はお金をかけずにアメリカなどの軍事介入を防げる効果があるからだ。コストパフォーマンスに優れる兵器だ。
日本の軍事費は不況のせいで年々周辺諸国との差が開いている。核武装の議論は今から始めないと間に合わなくなるのでは。

おすすめ度:★★★★   (最高は★5つ)

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