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2009年9月

あるキング

大好きな作家伊坂幸太郎の作品だが今回の作品はいままでの伊坂作品とは異なる。

舞台はいつものごとく仙台? だが会話と会話をつなぎ合わせていく文章ではなく情景描写も多い。

シェイクスピアのマクベスやジュリアス・シーザー織り交ぜながら話は進んでいくのだが私個人としては主人公のことをお前と呼ぶ古川日出男の『ベルカ、吠えないのか?』を思い出した。

王になるためにこの世に生まれてきた王求。天才過ぎるがゆえの孤独や嫉妬や妬み。子供の頃からまわりから一切理解されないどころか、畏怖されてしまう。人は圧倒的な才能に出会ったとき賞賛するのではなく迫害する。そして・・・。

伊坂作品の魅力は物語だけではなく随所に出てくる名言だ。過去の作品もそうだが今回は助人外人フランクリン・ルーズベルトの

「私たちが恐れるべきは、負けることではなく、負けることを恐れなくなっていることだ」

など心が痺れる台詞がいつもいくつもある。この著者はちょいちょい歴史上の人物らしき名前が入ってきますね。このほかには仙醍キングスの監督南雲、中学の同級生乃木など。

これからも期待したい作家のひとり。

おすすめ度:★★★    (最高は★5つ)

あるキング

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明治人の姿

大好きなジャーナリストのうちの一人櫻井よしこさんの著書ですがこの人の話は丁寧で分かり易くとても論理的です。

この本は明治時代を生きた長岡藩主の筆頭家老の娘杉本鉞子の自伝的エッセイ

『A Daughter of the Samurai』日本版の『武士の娘』を同じ長岡出身の櫻井よしこさんが読み解く一冊です。

日本の心、道徳心、美徳、厳しい躾等、日本人が先祖から受け継いできたものを子孫へ渡す。

当たり前のように受け継いできた歴史と伝統をこの本でもらえたような気がします。

この本を読むと日本人でよかったなと思います。

しかし昔の人は結婚早いな~。

おすすめ度:★★★    (最高は★5つ)

明治人の姿 (小学館101新書)

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学問のすすめ

いままでこの有名な書を読んだことがなかったが、読んでみるととても面白い。

この本のタイトルと「天は人の上に・・・」から始まる有名な言葉のイメージでなんとく敬遠していたが、高校や大学の教科書に採用してもいいと思うくらいの内容だ。

今の日本の無責任な政治家や大人、大人になりきれない成人した若者(私も含め)すべての人に読んでほしい。

学問とは 人権とは 国家とは 義務とは 権利とは 品格とは 

すべての答えやヒントがここにある。

「役に立つ学問をしなさい」

「自由とわがままは違う」

「国家が辱めれたときは日本国中みなが立ち上がれるのが独立国家だ」

「国民の徳の水準が落ちれば国家の品格も下がる」

今の日本人には耳が痛いことばかり。

家を建て、貯蓄をし、家族を養うだけではアリと同じである。と書いてあり、もっと志を高く持たねばと反省しました。

ぜひご一読を。

おすすめ度:★★★★   (最高は★5つ)

学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)

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大和ミュージアム

先日、休みを利用して広島県呉市の『大和ミュージアム』に行ってきました。

大和ミュージアム

どーですか? この大和の迫力! この大きさでも1/10スケールだそうです。

このミュージアムはとにかくすごい。ここに入る前はそこらへんにある博物館と変わりなく1時間もあれば十分見尽くせるだろうと思っていた。しかし実際に入場してみると見所がたくさんありすぎて当初の予定を大幅にオーバーしてしまい結局4時間近になりもっと見たかったのですが閉館の時間となり追い出されるように出てきました。

しかも入場料金が安い(たしか500円)。近くにあれば月一ぐらいで行きたい場所です。

当時の歴史や大和の活躍等、実際の物からビデオ、模型までどれを見ても当時の日本の空気を感じさせるすばらしい出来です。私は不覚にもビデオをみて先人たちのくやしい思いを知り泣きそうになってしまいました。

呉市の人は当時東洋一をいわれた呉工廠と戦艦大和そして大和に使われた技術を誇りに思っているんだなと感じました。

広島に行く際は平和公園だけでなく、是非ともこの大和ミュージアムもスケジュールにいれてください。間違いなく感動します。

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お気に入りの

お気に入りの
オメガ スピードマスター

ムーンウォッチとして有名なこの時計はあのNASAのアポロ計画で耐久性、正確さなど幾つもの厳しい条件をクリアし公式時計として採用されたものです。
驚くのは宇宙に行く事を想定して作ったのではなく市販のレースウォッチだったことです。
オメガの技術力の高さが窺えます。

当たり前の話ですがいくら正確とはいえクォーツには負けます。
しかし機械式時計は生きてるって感じがします。
特にこのスピードマスターは今時珍しく自動巻ではなく手巻きなので特にそう感じ、2日ネジを巻かないと止まってしまいます。
最近のものは何でも自動でしてくれますが手がかかるっていうのもいいものですよ。

しかし家電や車、テクノロジーなどは最先端のものが大好きです。

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しんぼる

これは今までに読んだ本や、観た映画などの記録用のブログです。

第1回目は僕の一番尊敬する人物の映画からはじめたいと思います。

「世の中のことはすべてちんこから始まる」

松本人志らしい独特の感性で描かれたこの映画はたぶん人々の期待を裏切る作品だと思う。

感想を一言で言うと「よくわかん」だ。松本人志のコントなどを観ているとめちゃくちゃおもしろく腹がよじれるほど笑うこともあるが、「なんじゃこりゃ」とか「きもちわるっ」とか「どういうこと?」と思うこともある。

今回は「なんじゃこりゃ」の感想のほうが強く独特の世界へいってしまったなという感じがした。

これは決してつまらないということではない。思い返してみても笑えるシーンは多いし、もう一度見に行きたいとも思う。

ただ本人が言うように、主役は他の人でもよかったかなと思う。配給会社やスポンサーの関係で無理なのはわかるが、松本人志はリアクションの人ではなく発想の人だからだ。

今回の映画は前回の反省もふまえ、外国の人がみてもわかる作品を意識したとのこと。それによって松本の一番いいところで勝負していない映画になってしまった。トーク番組などでの言葉のもじりやいいまわし。そんなところからボケてくるの? という発想力が好きなのだが、普段の松本人志のキャラクターが強すぎて主役(パジャマの人)をどうしても松本としてみてしまう。こんな観かたをしてはいけないのだが「いつもと違うな」とか思ってしまう。叫びなどが途中からもういいってとも思ってしまう。

監督作品としての出来はよいが、主役としては適役とはいいがたい。せっかくオリジナリティーを武器に保険をかけずにやってきたのだから他の人を主役にしてほしかった。

こんな言い方おかしいかも知れないけど、なんだか痒い所に手が届くみたいな感じがする映画だなと思った。

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