変見自在 スーチー女史は善人か

高山正之著書

元産経新聞記者で現在は大学教授。著書は週刊新潮の人気コラム「変見自在」。

スーチー女史は善人か。いままで当たり前のようにスーチーはビルマ人のために軍事政権を倒そうとしていると思っていた。

軍事政権は悪、スーチーは善。これが日本での報道だしそれが真実だと思っていた。

しかし高山氏はそれは違うと言う。現在の軍事政権はビルマ人に支持されておりスーチーによる政権交代は望んでいない。

ミャンマーはイギリスが主導する経済制裁にあっている。この国は世界でもとても貧しい国だ。

この貧しい国がなぜ元宗主国のイギリスを始めとする欧米国から制裁を受けてるかというと、イギリスの植民地支配を国連の場で糾弾しただけだ。

たったそれだけの理由で今でも経済封鎖されている

これは人事ではない。何故なら日本もかつて来た道だから。

欧米の戦略にはまってはいけない。

おすすめ度:★★★★★  (最高は★5つ)

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変見自在 サダムフセインは偉かった

高山正之著書

元産経新聞の記者。現在は大学教授でこの著書は週刊新潮の人気コラムらしいが今まで全く知らなかった。読んでみるととても面白い。今までの世界史観が覆る。マスコミがいかに偏向な報道をしているかがよくわかる。圧倒的な知識量に驚く。

白人は平和なんて祈っていないし支那人は欧米に頭が上がらない。日本は昔悪いことなんかしていないし、アジアの国々に嫌われてなんかいない。など今まで知っていた常識とは大きく異なる。

アメリカ人記者はは日本人記者に「お前らは昔、朝鮮を植民地にした」と言う。そうするとたいていの日本人はそこで「すいませんでした」みたいな感じになる。アメリカ人はそれで主導権を握ろうとする。

高山氏はそれを「お前らアメリカ人のキューバやフィリピンの植民地支配とは違う」とピシャリ言う。アメリカ人は昔キューバやフィリピンでスペインと戦い独立をさせてやると現地の人間を炊きつけスペインを追い払うと何食わぬ顔で今度はアメリカが支配者として居座る。話が違うと言う現地人を逆らう殺しまくった。

人は人に指摘されたくないことを一番の攻撃材料にしてくる。アメリカ人は歴史上では植民地支配、人種差別、奴隷貿易、インディアンの大量殺戮、戦争では原爆による日本人の民間人の大量虐殺など。

これではアメリカ人は何も言えない。たしかに日本人の植民地支配とは大きく違う。日本は自国からお金や人、物を大量に持ちだしたが、白人はただ搾取するだけ。日本人は現地の人に技術を教えるが白人は技術者の利き腕を切断する。

これを読んで自分の無知、世界の狭さを恥ずかしく思った。知は力なり。

おすすめ度:★★★★★  (最高は★5つ)

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保守新生

櫻井よしこ×平沼赳夫氏の対談。リベラルが日本を潰す。

外国人参政権、媚中外交、防衛費削減・・・。
今だかつてこれほどの「売国政権」があっただろうか?

リベラルの正体は現状が困ったからといってこれまでの
歴史や民族性などをいっさい無視した自分勝手な考え方だ。

当然、自分勝手な人間から出てくる答えは独りよがりの理想主義で
何言っているのかさっぱりわからない。

いま責任がある国民にとっては耳の痛い発言をする人は日本の
将来を考える人であり、責任のない甘い発言をする人は選挙だけを
考えるご都合主義の政治家だ。

日本は世界に対してどうあるべきかを考える。そんな時期にきている
のではないか?

そんな時期にどんな政治家を選べばいいか真剣に考えてほしい。

おすすめ度:★★★★   (最高は★5つ)

リベラルが日本を潰す 保守新生

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田母神大学校

田母神俊雄氏の著書。日本はこれからどうすべきか?

日本人はこれからどうすれば国際社会で役に立てるか?

この視点で考えている人のほとんどが円を海外に出せば
いいと安易に考えているに違いない。

日本のこれからの国際社会での役割はいかに中国の軍事力を
牽制するかにかかっていると思う。

同盟国のアメリカもこれに一番期待しているのが現実だと思う。

しかし日本国民は核に反対、自衛隊にも反対とまったく話にならない。

いつまでお花畑の住人でいるつもりなのか? 信じていれば救われるのは
宗教の世界だけで政治の世界ではそれは無理だ。

日本はもう一度世界に意見するときが着たのではないか?
アメリカ主導のこの世界情勢に各国の人は皆納得言っているのか?

日本人が世界に意見するなんて? と思っている人は戦後教育にはまっている
残念な人だ。

もう一度日本人は誇りを取り戻し世界に冠たる日本を取り戻すべきだ。

おすすめ度:★★★★   (最高は★5つ)

田母神大学校

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日本辺境論

内田樹の著書。日本人とは何者か?

この著は日本人とは何者かという問題に真正面から
捉えたものだものだと思う。

しかし著者が考えるほど日本人とはいろんなことをあきらめて
しまっていいものなのか?

辺境に位置するからこそこんな民族だといいたい気持ちはわかる。
だからと言ってこれ以上アングロサクソンをのさばらせていいと言う
ことにはならない。

日本はこれから黙っていていいものなのか? また世界に対して
こうすべきだと言うべきなのか?

諦めにも似たこの書が売れているのは誠に嘆かわしい。
個人的には小利口な意見は嫌いだ。

おすすめ度:★★     (最高は★5つ)

日本辺境論 (新潮新書)

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日本共産党

筆坂秀世氏の著書。共産党はどこへ向かおうとしているのか?

この政党ほど謎に満ちた政党はない。
ソ連崩壊後どこに政治生命を見出しているのか?

言っちゃ悪いがこの政党が議論していることは今や
学級会レベルだ。

元最高幹部が明かす事実はもはや外部の人間が聞く
限りはお笑い以外の何者でもない。

理想主義で責任の「せ」の字もないこの政党に聞く耳を
持つ必要はまったくない。

共産党政権は20世紀史上最大の暴力装置だという
事実は否定しようがないが日本ではまだ共産党を支持しよう
という人がいることは大変信じがたいがこれもまた事実だ。

これを読むと個人にとっても政党にとっても「理想と現実」と
いう大きな壁にぶち当たる。

無菌室で育ったお坊ちゃまの言う事に未来はない。

おすすめ度:★★★    (最高は★5つ)

日本共産党 (新潮新書)

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偽善エネルギー

武田邦彦氏の著書。エネルギーについて考える。

国家の成長戦略にエネルギーがいかに大切かが解る。
日本は資源がない国で科学技術を売って外貨を稼いでいる国だ。

エネルギーの獲得なくしては日本は国際社会での立場はなく2流国に成り下がるばかりだ。
現在はまだ世界でも技術的にリードしているが10年後はあやしい。
そんなときに資源もない、技術もないでは日本はどうやって飯を食っていくのか?

現政権はそんな考えもなく内需を拡大するといっている。外貨を稼がなくてどうやって資源を買うつもりなのか?

本書に書いてあることが真実に近いのであれば日本は一刻も早く成長産業を決め間違った分野に金を使うのはやめなければならない。

しかしみんなが期待している太陽電池が日本に向かないとは・・・。
だがこの技術が有効な国もあるのだからその国に売りにいけば外貨の獲得にもなるし技術提供もできる。
原子力も技術は世界でトップクラスなのだから国がバックアップして売りにいくべきだ。韓国などには負けない技術があるのだから。

おすすめ度:★★★★   (最高は★5つ)

偽善エネルギー (幻冬舎新書)

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偽善エコロジー

武田邦彦氏の著書。エコロジーについて考える。

日本人のエコロジーは幻想である。日本のエコは操作されているといっても過言ではない。
レジ袋を削減すればエコ。割り箸を使わなければエコ。ゴミを分別すればエコなど間違ったエコの裏には利権を得ている人間がいる。

レジ袋にしろ割り箸にしろ捨てるものを再利用するために生まれた知恵であり無駄遣いではない。レジ袋は今まで捨てていた石油を有効活用した知恵であり、割り箸にしても「枝打ち」といって森林を効率よく育てるために必要な作業の過程ででる廃材を有効活用したものである。

なぜ、この間違った常識が通用しているかといえばこれで利権を得ている人間が人為的に情報を操作しているからだ。彼らはこの情報を操作することで巨大な利益を得ている。
マスコミや一部知識人もこれに乗っかている。

情報は諸刃の剣だ。うまく使えば大変な利益を得るが、間違えば自らの身を滅ぼす。

日本は過去に情報を軽視したために国家の行く末を間違った経験がある。この反省をふまえ情報に踊らされない国作りをしなければならない。

おすすめ度:★★★★   (最高は★5つ)

偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書)

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日本人の美徳 誇りある日本人になろう

櫻井よしこ氏の著書。美しい日本の伝統と文化ついて考える。

私達日本人はどこから来たのだろうか。またどんな民族でどんな国柄なんだろうか?

かつての日本は世界に誇れるものがあり凛とした国だった。しかし大東亜戦争でアメリカに負け、骨抜きにされてしまった。
自由と権利ばかりを欲し、義務と責任を放棄した国民になってしまった。

アメリカの占領政策は恐ろしく日本が立ち直るにはまだまだ時間がかかるだろうと予測される。その恐ろしい占領政策の最たるものは歴史教育だ。

「日本は過去にアジアの国々に迷惑をかけ多大なる被害をもたらした」と教える教育だ。この捻じ曲がった歴史観は確実に日本人の心を蝕んできた。

悪いものに目を向けるのではなく、美しい日本の伝統と美学、民族性などどれをとっても恥ずべきところはない。

世界は日本ブームだ。寿司や和食は健康的な食品として好まれて食べられている。日本人だけが世界で日本が好かれていることを知らない。

世界に類を見ない平和を愛する国民性。日本人は日本のいいところを世界に発信すべきだ。

和の国日本。今はもう一度歴史を見直す時だ。

おすすめ度:★★★★   (最高は★5つ)

日本人の美徳 誇りある日本人になろう (宝島社新書 262)

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右翼は言論の敵か

鈴木邦男氏の著書。右翼は暴力なのか言論なのか?

右翼には怖いイメージがある。黒塗りの街宣車に乗り大音量で軍歌を流し街を徘徊する。支援金だといい企業から金を貰う。暴力団と何が違うのかわからない人が多いと思う。

その一方で日本の右翼史について語る珍しい書。日本の右翼史がわかる。

右翼と言えば街宣車。この街宣車は赤尾敏という元参議院議員の大物右翼がはじめて使ったそうだ。この人物はお亡くなりになるまでずっと銀座で街宣活動を続けた。

日本の右翼を知れば昭和の闇や裏社会がわかる。なぜ右翼は怖いのか? 右翼と暴力団はどう違うのか?

右翼にテロは必須なのか? かつて死んでいった山口二矢、三島由紀夫、森田必勝、彼らは何が目的だったのか?

新右翼の旗手が語る右翼とは。

おすすめ度:★★★    (最高は★5つ)

右翼は言論の敵か (ちくま新書)

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«愛国と米国―日本人はアメリカを愛せるのか